不妊治療の用語

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カベルゴリン
高プロラクチン血症により排卵障害の治療に使われる。高プロラクチン血症は、妊娠・出産していない状態でもプロラクチンの濃度が高くなってしまうもので、黄体機能不全が起こったり排卵を止める働きがあるので不妊の原因になってしまうことがある。カベルゴリンを服用することでプロラクチンの分泌を調整する。作用持続時間が長く、24時間安定した血中濃度を保つことができるので、週1回に1回の服用で効果が期待できる。また、母乳の分泌を抑制する作用があるため断乳を希望する際にも処方されることがある。
下垂体
下垂体は、脳の中にある小さな器官で、ホルモンを作り出す役割があります。このホルモンは、体の成長や生殖機能などに関わっています。不妊治療においても、下垂体から分泌されるホルモンのバランスを調整することが重要な役割を果たしています。
基礎体温表(BBT)
基礎体温表(BBT)とは、毎朝起きたときの体温を測って記録する表のことです。女性の場合、排卵が近づくと体温が少し上がる傾向があるため、妊娠を希望する人はこの表を使って排卵日を予測することができます。不妊治療においても、排卵日を正確に把握するために使われることがあります。
クラミジア感染
性感染症(STD)の一つで、卵管因子としての不妊の原因になる。抗生物質で治療することができる。
クロミッド
クロミッドは、女性の卵巣を刺激して排卵を促す薬です。不妊治療で使われることがあります。
頚管粘液検査
頚管粘液検査とは、女性の体の中で卵子が受精しやすい時期を調べる検査のことです。女性の体の中には、卵子が出てくる前に粘液が出る場合があります。この粘液の状態を調べることで、卵子が受精しやすい時期を知ることができます。この検査は、不妊治療の一つとして行われることがあります。
顕微授精(ICSI:卵細胞質内精子注入法)
顕微授精とは、卵子と精子を人工的に結合させる方法の一つで、精子を卵子の中に注入する方法です。顕微授精は、通常の授精がうまくいかない場合や男性の精子の数や動きが少ない場合に使われます。
原発性不妊
原発性不妊とは、女性がまだ一度も妊娠したことがなく、妊娠することができない状態のことを言います。原因は様々で、卵巣や子宮の問題、ホルモンバランスの乱れなどが考えられます。不妊治療を受けることで、妊娠する可能性が高まります。
コースティング(coasting)法
卵胞誘発の過程で、多数の卵胞ができて血中ホルモンE2値が上昇した場合OHSSになる危険を回避するため、一時的にhMGの注射を中止し、卵胞が一部閉鎖して血中ホルモンE2値が3,000ぐらいに下がってから採卵をする方法。
抗精子抗体検査
抗精子抗体検査とは、男性の精子に対する免疫反応を調べる検査のことです。男性の体内で抗体が作られ、精子と反応してしまうことが原因で、妊娠ができない場合があります。この検査で、抗体があるかどうかを調べ、不妊の原因を探ることができます。
GnRHアゴニスト法(スプレキュア、ブセレリン)
GnRHアゴニスト法は、不妊治療の一つで、女性の体内で作られるホルモンの働きを抑える薬を使います。この薬を使うことで、卵巣が休止状態になり、排卵を抑えることができます。スプレキュアやブセレリンという薬が使われます。
GnRHアンタゴニスト法(セトロタイド、ガニレスト)
GnRHアンタゴニスト法とは、不妊治療の一つで、女性の体内で作られるホルモンの働きを抑える薬を使う方法です。この薬を使うことで、卵巣が無駄に刺激されるのを防ぎ、治療の効果を高めることができます。セトロタイドやガニレストという薬が使われます。